About the Artist

なんでもない日のひかりを、
水と顔料にあずけて。

水彩画家・水澄いと。雨上がりの窓、干したままのシーツ、テーブルに落ちる午後の影。
過ぎていく日常の一瞬を、透明水彩のにじみで描きとめています。

※ 作家ポートレートは準備中です

水澄いと

Ito Misumi — Watercolor Painter

2021画家として独立。オンラインでの作品販売をはじめる
2023初個展「窓辺」(東京)
2025個展「雨の日の部屋」(京都)
2026ZINE『水のノート』vol.3 刊行

Philosophy

描くことより、待つこと。

透明水彩は、思いどおりにならない画材です。水の量、紙の乾き、部屋の湿度。筆を置いたあとの時間に、絵の半分は決まってしまいます。だからわたしの仕事は、描くことと同じくらい、待つことです。

にじみが自分の知らないかたちに広がったとき、その偶然を「失敗」と呼ばずに受けとること。完璧な再現ではなく、その日その部屋の空気ごと紙に残すこと。原画を一点ものとしてお渡ししているのは、その偶然が二度と起こらないからです。

「絵の具と水がしてくれたことを、
わたしが少しだけ手伝う。」

Studio & Materials

アトリエと素材のこと

※ 道具・パレットの写真は準備中です

紙 — アルシュ 中目 300g

水をたっぷり含ませても波打たない、コットン100%の紙。にじみの「待ち時間」をいちばん美しく受け止めてくれます。

絵具 — 12色だけのパレット

色数を増やさず、混色と水の量だけで色をつくります。ぜんぶの絵が、どこかで同じ12色でつながっています。

筆 — リス毛の丸筆と、水

描く前に、まず水だけを紙に置きます。ウェット・オン・ウェット——濡れた紙の上に顔料を落として、広がるのを待つ描き方です。

Process

一枚ができるまで

01

下描きは、しない

鉛筆の線を引くと、にじみが線に従ってしまうから。景色の記憶だけを頼りに、紙に向かいます。

02

水を、先に置く

絵具より先に、きれいな水だけで「これから色が住む場所」をつくります。ここで絵の骨格が決まります。

03

顔料を落として、待つ

濡れた紙に顔料をひと粒。広がって、ぶつかって、たまりができるまで、筆を持たずに待ちます。

04

乾いてから、少しだけ

完全に乾いた紙に、窓の桟や花の芯など、ほんの数本の線を足して仕上げます。描き込みすぎないこと。

あなたの部屋の天気に、
合う一枚がありますように。

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